特徴等
旧横浜正金銀行は、安政6年(1859)の開港以来、外国商人が主導していた貿易金融取引を改善するため、政府の保護の下に明治13年(1880)に設立された銀行である。(その後、業務は現在の三菱UFJ銀行に引継がれている。)
この建物は、明治37年(1904)に横浜正金銀行の本店として建設されたもので、地上3階地下1階、壁に石材を使用した煉瓦造の建物である。設計は.明治大正期に活躍した建築家・妻木頼黄である。コリント式の重厚な石造彫刻の柱頭飾りをもつ大オーダーと、正面に据えられた巨大なドームが特徴で、ネオ・バロック様式とされる威厳ある外観を構成している。我が国の建築家の設計になる明治期の本格的様式の建築として貴重な存在とされる。現在は奈川県立歴史博物館として利用されている。
参考資料:現地の説明板(神奈川県教育委員会)/国指定文化財等DB(文化庁)/奈川県立歴史博物館HP
2006-3-14
旧横浜正金銀行本店本館 (撮影:2006-3)
番号・名称 年 代   構造等
004 旧横浜正金銀行
  本店本館
明治37年
(1904)
煉瓦及び石造、建築面積1,998.3㎡、三階建、地下一階、正面中央八角塔屋付、ドライエリヤ石塀附属(正面玄関広間以外の内装を除く)
旧横浜正金銀行本店本館 (撮影:2006-3) 旧横浜正金銀行本店本館 (撮影:2006-3)
       
       
       
       
       
       
       
       
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